置き去りによる死亡事故。

最近起きた掲題の事故。

どの記事をソースにしたらよいのかわからないくらいたくさん報道されているのでリンクはつけていませんが、人数確認は基本。それは間違いなくて、それがきっちりできていればこのような事故は確実に防げる・・・さてそうだろうか?

人数確認は、誰もがきっちりとやっている(気でいる)のです。

「あれ?○○さん、いる?」「どこ?」・・・「あ、いた。よかった。」というヒヤリハットの経験をした人はいるのではないかと思います。私もあります。一度や二度ではなく。

園外活動での人数確認で、「あれ?一人少ない?」「おかしいな、もう一度数えてみよう・・・」「あ、みんないるね。やっぱり数え間違いだった。」そういう経験がある人は多いのではないかと思います。

「みんないる」と思いながら確認をしているのです。

もし少なかったら、「何かの間違いでは?」とか「(○○さんなら)さっき見た。だからいる。」と認識しようとする。正常性バイアスというやつで。だから、これを根本的に防ぐのは、人間の力では無理なのでしょう。

私はバスで送迎する園に勤めたことがないので(遠足などでのバス利用は経験がありますが)、バスでの人数確認や点呼については触れませんが、万が一置き去りになってしまった子がいたとして、いのちが奪われる事故を防ぐために、ドアを閉めないようにしたとしても、そこから出てしまったときに、別の事故が起こる可能性は高いでしょう。その事故は、施設とは全く関係の無い人が起こしてしまうかもしれない。

また、ドアを閉めないことは、置き去りが発生していないときにも別の事故や事件が起こる可能性があるので、その対策が必要になってしまいます。私は、この解決策は、人間の力に頼らない方向で、システム的な対策を取るしかないと考えています。その一案が、忘れ物防止タグの活用です。

以前、個人的にテストを行ったりしてみましたが、園での活用はまだです。今後、園児が少しずつ増えてきたら、実際に取り入れていく予定です。現在4つの忘れ物防止タグ(MAMORIO)があります。

実際に使い始めたら、そのやり方や使用感などをまとめる予定です。

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